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綿密に史料に当たり入念に練られた良作
「Nunoさん」の「Squawk 77」 https://estar.jp/novels/24892116
は鳥肌ものです。日航機墜落事故を元にした作品で、飛行機に異常事態が発生してから何とか機体を立て直そうとするパイロット、緊迫感漂う機内の様子。手に汗握ります。
がんばれ!と思うのですが、現実にあった事。結果を変えられないのが無情なのですが、「こうだったんだ」「こんなに凄い状況だったんだ」と胸を打つ素晴らしい作品です。
どの作品もレベルが高く、次々と作品を書かれているだけでも尊敬に値します。
「自由への讃歌」https://estar.jp/novels/25247071
は、二度読みしてまして、社会派ファンタジーという異色作です。
描写がともかく細かくて良く調べてるなあと感心するのが「白鳥武美さん」の「まだ恋を知らない公爵に愛のエチュードを…」
(退会されてしまった泣)
小道具に至るまで美意識の高さが伺えるのと、凄いのが貴族や王家の呼称とか立場や系図や風習とか、何をどうしてこうなってと(上手く説明出来ないんですけど)、もうどうやって調べて頭の中で情報を処理してるんだろうって思います。
内容は女性から見ても守ってあげたくなるような可愛いソフィアが恋に揺れる様子に胸キュンです。
清らか過ぎるぐらい清らかで、もう頬っぺたにキスしただけで悶絶してしまいます。
「恋ひ侘ぶは春の夢」は歴史物で陰間(男娼)の恋を描いてるんですが、途中で史実とは違うと、わざわざ手直しされたりとか、作品に対するストイックさは見習いたいです。
私は常に誤魔化し誤魔化しの連続ですから。
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