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同性愛の扱いに対するモヤモヤ
日本の特に歴史小説、ドラマを見てるとモヤモヤしてしまう事が多々ありました。
例えば日本三大仇討ちの一つ。鍵屋の辻。
荒木又右衛門は殿様の男色相手だった義理の弟が殺された為に仇討ちをします。
随分前のNHKドラマでは男色描かれてたんですけど、殺されたのが父親に変更されてる映画があるらしい。かなり昔の映画ですけど、今もその発想余り変わってない気がします。
弟だからこそ意味があるのに。
仇討ちって自分よりも上の立場の人間(父親、兄、主君)の為にしか許されないんですよ。
それがあるから主人公達の葛藤がある訳で。そこまでして男色封印する必要あるのか?まあ、わざわざ変えてるの他にも色々あります。歴史物に限らず。
私は『ロリータ』という小説好きで、映画も新旧見てます。
彼女を十八歳以上という設定にしたら世界観が失われてしまうし、『ベニスに死す』を美少女に変えても同じ事です。
原作では男同士なのに、現代物でもドラマでは女性に変えられていたりというのを何度も目にしました。MOZUでも同性による○○が結構重要なのに相当誤魔化してたし。原作過激過ぎるから仕方ないんですけど、場面じゃなくて会話で語らせれば良いのにと思ったりはします。
女に変えればいいじゃんと安易に考えてしまうのが逆に怖いです。
勿論、同性愛を扱ったドラマも増えてきてます。
そういえば人気の「昨日何食べた?」も男同士だから却って違和感ないし、すんなり女性が入っていけるんですよ。理想的なナチュラルで対等な関係だから。
そしてゲイである二人の葛藤が深刻でない程度に描かれている。
ご飯作るシーンではどっちが作るの?とか、男の為に「手料理」を女が作ってあげてたら古臭さが漂ってしまう。
そうしたモヤモヤを発散させる為に、アマだからこそ書ける小説をいよいよ書き始めるに至った訳です。
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