10月

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僕はゲイですが、特に何もありません。 同級生とのアバンチュールなんか無いし、着替えのときにキュンキュンしたりもしません。 ただ、女性に告白されて『ごめんね、実は…』ということは何度かあります。 もしこの子がみんなにバラしてしまったら…とか考えないでもないですが、その子の淡い恋心をあられもない理由で打ち砕いてしまった罰としてそのぐらいは甘んじて受け入れようという算段だったのです。 ところが幸いにもばらされてしまった事はありません。 もともと僕を想ってくれるような心優しい子達だったのかなと思います。 ところが、女性は喋ることでストレスを発散すると聞いたことがあります。 僕のこれは一人で抱えるには溜まりすぎるかと思うのです。 あの子達、大丈夫かな。 心配するくらいなら他のどうしようも無くない断り方を考えれば良いものの、それをしないでうだうだ言っているのは僕の気の弱さの現れだと思います。 罰を受けるとかでかいこと言っといて完全なる悪役に染まる勇気もないらしいです。 こんなのと付き合わなくて正解だよ。 なんだか悲しくなってきたので、このエッセイの表紙に使った画像を載せておきます。 これもデジタルです。 (たしか)2500×2500の12分割円ループで書いた気がします。 キレイと思ってくれる人、いるのかな。image=511706324.jpg
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