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「なんでおいらは、ずっとひとりぼっちなんだ?悲しいよお・・・寂しいよお・・・」
ニシキヘビのボーチはふぅ~っ・・・!と鼻の孔で、ため息をついた。
いつもひとりぼっちだから『ボーチ』。
何時もひとりぼっちの『ボーチ』。
ひとりぼっちの『ボーチ』。
ある日ボーチは草葉の陰で人間の子供達が、花や剣の形にねじ曲げられた長細いゴム風船を持っているのを見かけた。
・・・でも、自分はにょろにょろして太いニシキヘビ。たちまち「きゃああああああ!!!」とか言われて、逃げ出すどころか、大人の人間が現れて酷くいじめられてるだろう・・・
「長細い風船・・・そうだ!」
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