パニック障害ってなに?

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パニック障害の治療法は大きく分けて薬物療法、そして認知行動療法といった2つの療法を組み合わせたものが現在最も改善の確率が高い治療法です。 薬物は一般的には抑うつ薬に精神安定剤を併用します。 発作を起こさないことが第一なので私はこの薬物療法は絶対に必要だと考えています。 ただ発作を起こさなくするにはこの薬物療法だけでもいいのですが、発作が起きるかもしれないって場所にはそれだけだとずっと行けないままです。 そんなのつまらないですよね? そこで認知行動療法の出番です。 まず認知行動療法の認知の部分は自分の問題を客観視して予期不安と広場恐怖による回避行動をどのようにとっているのか分析し、行動の部分はその回避行動をとる場所に少しずつ踏み込んでゆき、安全に対処できることを学びます。 これを繰り返し、行動範囲を徐々に広げていくことによって色々な楽しい場所にも行けるようになっていきます。 これはまだ無理と思っていることはひとまず置いといて、これはもしかしたらできるかもということに積極的に挑戦してみてください。 私も当初絶対無理だと思っていた電車の乗車も最初は入場切符でホームまで入って、次には一駅だけ乗ってみてという具合に移動距離を一駅ずつ増やしていきました。
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