親子酒。

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残りの高校生活は、全く味気なかった。 授業をサボることはしょっちゅうで。 髪の色も、校則違反のギリギリまで染めた。 違反ギリギリで留めておいたのは、きっとこれまで『優等生』として生きてきた俺の、心の弱さだったのだろう。 少し前には『勉強仲間』がいた。 そんな仲間も、俺が授業をサボり始めてから疎遠になっていき、ついに俺は学校で浮いた存在になっていった。 朝、出席を取るときは死んだ魚の目で教室に居て、昼休み過ぎから無断で街へと繰り出していく。 夜更けまでゲームセンターで時間を潰し、父と顔を合わせたくないので父の帰宅する頃には帰宅し部屋にこもる。 そんな生活が、およそ1年半続いた。 父とは1日のうちで30分も顔を合せなかった。 母は心配して何度も俺に声をかけたが、その時の俺は家族のことなどどうでも良かった。 『今が楽しければいい』 父の言う通りに進学したことで、俺が失った時間を、友達を、俺はこの非行に走った時間で取り戻したかったのかもしれない。
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