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もちろん、夜人先輩にも子供こと、至との結婚のこと、全てを伝えた。 『至が萌ちゃんと結婚すれば、周りの人は俺と至が付き合っているとは思わなくなるね』 それは都合がいい、などと言って 『それに、萌ちゃんに会う口実も出来やすくなる。萌ちゃんの家にも行きやすくなるね?』 私の耳元でそんな悪魔の囁きをして 『今度、至がいない時に、萌ちゃんの家でしよう?見つかるかもしれないと思うと、興奮して、萌ちゃんもっといやらしくなってくれるでしょ?』 私は耳に息を吹きかけられてなのか、その悪魔の囁きになのか、体をゾクリとさせて、夜人先輩の提案にうっとりと頷いた。 至とは一度も共にした事のない、あのベッドで、至のことを想いながら、夜人先輩に弄ばれる。想像するだけで、体が熱くなった。 きっと、至と繋がる事の出来ない欲求不満を、親友の早希に満たして貰うよりも、ずっとずっと満たされると思った。
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