二万字の道のり

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「それでジンジャーエールっていうのは生姜をこう…。って違う?ジンジャーエールの話じゃない?」 「人外ね。人外。」 「それでそう、人外っていうのはエルフだとかドワーフだとかホビットとか猫耳ついてるのとか、そういう生き物とも違う気がするんですね」 「そういうのは万が一見掛けても。あっ、空想上の生きもんがおる!!ってなるだけで人外とは違いますもんね」 「え?そうはならない?よくお分かりで!まあ何と申しましょうか?ああいう感じの人型の生きもんっ何となくイメージ的にどことなく可愛げがあるでしょう?それってやっぱり定義的には合ってたとしても、イメージ的には合わないとわてなんかは割合、そう思うでんなー。だってそうでしょう?ああいう感じの生きもんはほんま空想上の生きもんって感じですもんね……。ええ、ほんまにほんまに。それはもうほんまにほんまに。ほんまにほんまにそう思うですなー。ほんまにほんまに……。ほんで、何の話でしたかな?」 「そう、そう、そう。人外!!人外の話ですけど~。人外っていうのはやっぱりそういう人間とかけ離れた見た目をしていることがじょうけんやと思います」 「例えば空から天女さんが舞い降りきて、あー人外やー言うたら、こんな失礼なこと他にありまへんやろ?そんな失礼なこと、天女さんには出来ひん出来ひん。かといって悪魔が出てきて我が輩はって言われた日にゃあ。あーデーモンさんや!ってなるでしょう?」 「ほいで何が言いたいかと申しますと、何が言いたいんでっしゃろな?」
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