二万字の道のり4

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「さすがにネタはおまへんな。さすがにネタはおまへんから、こうしましょう」 「単に人外の話をするではなく、もう少しだけ人外とは何か?あれこれ話しましょうか?」 「えーと何から話しましょうか?話すことはもう無さそうですがそれでも何か言うとすれば、そうですね~。人外キャラを生み出すってことはあれですよね?」 「そもそも作者が人外をどう定義するかにもよりますが、いくつかの人っぽい妖怪を仮に人外と考えた時、より妖怪としての特色は薄く、人型の生き物としての特色は強く。そのような工夫が求められるでしょうねー」 「もしも人外をファンタジーの世界に出てくるような登場人物を人外と捉えるとするならば、ファンタジーの世界の住人としてその登場人物を登場させることを禁止するということですから、必然的にギャグを扱った作品ということになるかもしれません」 「イエティや半魚人なら人外かというと、そのキャラクターにどう知性を与えるかによって変わるでしょうねー。人に近い生き物として描くのであれば人外キャラとして成立するといって言いかもしれません」 「ドラキュラや狼男ならどうかということですけど、これは西洋の世界でいうモンスターですからねー。一緒に出来るかどうかは難しいところですが、ユーモラスに描くのであれば人外と言えなくもないのかもしれません。ニュアンス的に本人逹に失礼な気もしますが、狼男に限っては本人に人としての意識が希薄なのであれば、そんなに失礼ではないかもしれません」
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