招かれざる使者(2)★

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「んっ……ん」  オリアーナは口に手を当てて、瞳を閉じて、無反応を装う。するとその行動を咎めるように、彼の動きがより激しいものになる。  花芽はもっと快楽を得ようと、硬く大きくなっているのだろう。身体の奥からは蜜が溢れ、オリアーナの望みとは裏腹に、イザークを受け入れたがっている。  無言で、ただ快楽だけを与え続ける彼に不安を感じながら、オリアーナは昂り、堪えきれずに弾けた。 「あぁっ、いやぁぁっ!」  勝手に呼吸が荒くなり、つま先まで力が入る。快感の波をやり過ごそうとしてもどうにもならず、ただびくんびくんと身を震わせた。 「……達したか。あっけない」  気持ちが落ち着くと、とたんに全身に力が入らなくなる。  イザークがトラウザーズをくつろげて、起立した太いものを取り出し、十分に潤っている蜜口にそれをあてがった。 「おまえの居場所は俺の隣だけだ。……この二月、毎晩のように抱かれていたのだから子がいるかもしれない。……まだ孕んでいないなら、今夜だ」  彼が身体を前に進め、オリアーナの中へ侵入してくる。いつになく真剣な表情のイザークは、繋ぎ止めるために彼女を抱くつもりなのだろう。 「や……やめ……あっ」     
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