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イザークの意図を知ったオリアーナは、脚を必死に閉じて抵抗するが、無駄な足掻きだった。
彼がのしかかるように密着し、激しくくちづけをしながら、抽挿をはじめた。
すっかりこの行為に慣れてしまった彼女は、早くも熱杭の与える衝撃に、囚われはじめていた。
普段よりも急いた様子のイザークは、オリアーナが苦痛を感じていないと知ると、すぐに限界まで動きを速めた。
「だめ、だめっ……あぁっ」
いつもの行為が、どれだけ手加減されていたのか、今さら理解させられる。そんな抱き方だった。
普段の彼は、意地の悪い言葉で彼女の羞恥心を煽りながら、ゆっくりと事を運んでくれた。今のイザークはただオリアーナの感じる場所を突き、絶頂へ導くためだけに激しく揺さぶっている。
「はぁっ、はぁっ……だめ、あぁっ! また……あっ、ん――っ!」
身も心も本当に壊れてしまう。そんな不安を伴った快楽がどんどんとせり上がり、オリアーナは二度目の絶頂に至った。
「……ほら、子種だ」
イザークも果て、彼女の中に熱い飛沫を放つ。ぐっと最奥に押しつけるようにしながら、数回震え、彼女の中に子種を吐き出した。
達したばかりのオリアーナの身体はくたりと弛緩しているのに、彼を受け入れている部分だけは、ぎゅっと欲望を何度も締めつけた。
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