招かれざる使者(2)★

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 イザークの意図を知ったオリアーナは、脚を必死に閉じて抵抗するが、無駄な足掻きだった。  彼がのしかかるように密着し、激しくくちづけをしながら、抽挿をはじめた。  すっかりこの行為に慣れてしまった彼女は、早くも熱杭の与える衝撃に、囚われはじめていた。  普段よりも急いた様子のイザークは、オリアーナが苦痛を感じていないと知ると、すぐに限界まで動きを速めた。 「だめ、だめっ……あぁっ」  いつもの行為が、どれだけ手加減されていたのか、今さら理解させられる。そんな抱き方だった。  普段の彼は、意地の悪い言葉で彼女の羞恥心を煽りながら、ゆっくりと事を運んでくれた。今のイザークはただオリアーナの感じる場所を突き、絶頂へ導くためだけに激しく揺さぶっている。 「はぁっ、はぁっ……だめ、あぁっ! また……あっ、ん――っ!」  身も心も本当に壊れてしまう。そんな不安を伴った快楽がどんどんとせり上がり、オリアーナは二度目の絶頂に至った。 「……ほら、子種だ」  イザークも果て、彼女の中に熱い飛沫を放つ。ぐっと最奥に押しつけるようにしながら、数回震え、彼女の中に子種を吐き出した。  達したばかりのオリアーナの身体はくたりと弛緩しているのに、彼を受け入れている部分だけは、ぎゅっと欲望を何度も締めつけた。     
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