俺のもの

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 だいたい、わかってねぇよ。ガラクタと言いやがった。俺の趣味を。  俺はハァとため息をつきながら嫁曰くガラクタ、俺曰く宝物の選定を余儀なくされる。貸し倉庫を借りてこっそり保管しようかと考える。けれどローンはマンションだけじゃない。車だってあるのだ。それに娘たちの習い事も。そんな状況で貸し倉庫が借りられるか? 無理だな。無理だ。許しておくれ。超光戦士。君を処分しなければならないふがいない俺を。  超光戦士は時に嫁よりも俺を癒し、励ましてくれた存在だ。学生時代も社会人になってからも。ずっと俺のそばにいてくれて俺を見守ってきてくれた存在なんだ。言ってみれば嫁よりも長く、深い関係なんだ。  そんな俺の大事な宝物をガラクタ呼ばわりする嫁。  だが、それが俺の嫁なのだ。
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