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現在の社会では犯罪対策に、【悪い子レベル】が自動入力されるアプリが導入されている。
持ち歩く端末、スマートフォンなどの電子機器が小学生から一人一台購入が義務化されている。
それに植えつけられている個人番号や位置情報などで人口の把握や行政の個人情報は一括されるようになったのだ。
だから、現在では財布やカードなどを持ち歩く人間はほぼいない。
【悪い子レベル】アプリとは、人を殴ったりしたら3、親に反抗したら1など、色々な設定がある。
国が小さな犯罪レベルも数字化しようという試みでできたものだ。
小学生の頃にいじめをしていてもカウントされる。
どうやってわかるのかは、申告制のものもあるが、基本的にはスマートフォンの音声感知や、カメラから自動的に感知される。
その場にいるであろう人に確認の通知もいく。
このことで、いじめは激減。
多発していた万引きや、援交などもほぼなくなったのである。
今度新しくスマートフォンを持つケイトという少年。
彼と一緒に現在の社会のルールを知っていこうと思う。
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