第一章 火の国の火祭り 

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火の国の催す 火祭りには 各部族やら小国が 貢ぎ物を持ってやってきます。 呪術力のあまり無い 今の女王徐妃に 貢ぎ物を毎年渡すと言う行為に嫌悪感を表す 部族や小国も ありました。 しかし どの部族も国も 表だっては言わぬものの どういう訳か 火の国に その不満がばれてしまい 軍事力の餌食になっているところを見ると やはり 女王徐妃にも 呪術の力があるのでは? と どの国も疑心暗鬼になり。。。。 また そうする粛清によって  国同士のバランスを考えて 火の国が実際に支配を行っているのだが 現時点では どう足掻いても 火の国が 一番力を持っているのは 目に見えているのだが。 さて 火祭りのメインは 日が沈み 各部族 各国の代表者による 演武の試合が行われ まあ 現在の相撲のような 格闘技の大会が 開かれます。 これにて勝利を得ることは やはり名誉なことのため 各国各部族の代表者は  皆 気合いが入っていますね。 闘技場の周囲には 各部族の代表者が 円になり 出場の出番を待っています。 あっ この中には 先程 少年シリウと一緒にやって来た 牙狼族の長 ダイリウもおります。 見回してみると  皆 腕っぷしがずば抜けて強そうなものばかり 集っています。 ヴゥオー ヴゥオー と法螺貝が 鳴り響き  どうやら 試合開始のようです 各部族の代表者 皆 一斉に 女王徐妃と大将軍ブルスに 顔を向けては ウォーーーーー っと 気合いの雄叫びを挙げました 広大な広場の中央に 設けられた 闘技場 小山の天辺に 巨大な岩があります その上部が平たい土俵のようになっています うむ 現在の土俵の二倍以上は広さがありますね いよいよ ここで 火祭り メインイベント 演武大会開始です
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