独占欲
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時折、哀し気な影が差すその表情が、美夕の心を惑わせた。 「美夕」 二人きりの時にだけの、優しく甘い呼びかけも、美夕の抗う力を奪い取る。 楊の次の言葉を待とうとした時、 「っあ、ああっ」 美夕は躰を跳ねさせた。 ローターの刺激が波が押し寄せるが如く強くなった。 「あっ、やっあん、ああっ」
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