生徒会の方が転校生の彼を気に入るまで

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生徒会の方が転校生の彼を気に入るまで

皆さんおはようございます!現在時刻は朝の7時です。 私の一日は遊び探しに始まります。 ここで皆さんに教えたい遊びが1つ。 エノコログサのイモムシ遊びです。 皆さんの中にも子供の頃に遊んだ覚えがある方がいらっしゃるのでは? エノコログサ、別名ネコジャラシですか。 実際に見ていただければ分かるかと思いますが、エノコログサの茎の先端にある穂は皆上方向に伸びているのです。 それのお陰で、穂の部分だけを取ってにぎにぎすると、拳から這い出てきたり、逆に拳の中に潜っていったりします。まるで生きた芋虫のように……。 この感覚、わりと癖になるんですよね。 終わったあとはそこら辺に投げ捨てるのではなく、土に返してあげてください。 楽しみをどうもありがとうございますという感謝です。 さて、それでは私は学園内にあるスーパーへ行かなくてはなりませんので失礼させて頂きたいと思います。 え?どうして学園内にスーパーがあるのか、ですか? そうですね、理由としてはシンプルなのですが、この学園では毎年特待生を10人ほど募集してまして、その特待生の方々が学園の食堂の飯は高すぎて買えないから、自分達で作るか買える環境が欲しいと愚痴った結果、それを聞いた学園長が学園内にスーパーを作ったのです。 えぇ、正直私でも頭おかしいと思いました。 今では色々な理由から利用者はほとんど私だけみたいなものになりましたが、一応外部からも買い物に来る方がいらっしゃるみたいなので、わりと問題なさそうです。 私は色々な理由に関係ないといいますか、正直学園内に恋人を作るというのは私にはまだ遠い世界なようですので、えぇ、そういったものは見るだけに止めておくことにしてます。 なんと言ったって私、平凡街道を突っ走っておりますので!この学園にどれだけの見目麗しい方々が居らっしゃることか……大衆の目はより楽しいものへ向かうのです。勿論私も。 美形×美形は性別の壁を超える!というのが私の友人談です。もっとも、彼の場合はかなりの雑食なので、美形には限らないのですけれど。
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