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観察なう
料理をしながらも、意識はクラゲのほうにむく。
一応ネットで検索もしてみた。
もしかすると、一部怪奇現象として話題になっているかもしれない。
どこかの国では当たり前のこととして知られているかも知れない。
可能性はゼロではないのだ。
だが、そういう期待はすぐに消え去った。
妙な期隊はやめて、作った料理をベランダに運んだ。
そこで食べることにしたのだが、別にSNSバエを目指している訳ではない。
でも一応写真は撮っておこうか・・・
?写真?
このクラゲは写真に写るのか?
試しておく必要はある。
パシッ
クラゲのいる辺りを写真で確認してみるが、何も写ってはいない。
モヤっと何かあるようにも見えなくもない・・・
いや、ほぼ何もない。
やっぱりか〜
諦めてビールの栓を開け、つまみも口にした。
夜も深まったので、部屋に入り、撮りためたドラマを見始めた。
まだクラゲはプカプカしている。
月夜の明かりがいい感じにクラゲを照らし、幻想的だ。
(綺麗だ・・・)
眺めていたら、眠ってしまったらしくそのままリビングで朝を迎えた。
スマホのアラームが響いて、慌てて目を覚まし、シャワーを浴びに風呂場へ急いだ。
窓の外の確認は忘れずにしておかないといけない。
もしかすると、地球の平和が僕の肩にかかっているかもしれないのだ。
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