白濁

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美夕は、突き抜ける快感と悦楽の波に呑み込まれていく。  楊は美夕のそこに腰を打ち付け突き上げながらも顔色一つ変えず、クスッと笑った。 「美夕、そんなに必死に掴まなくても僕は離れないよ」  恥ずかしさと情けなさに美夕は止まらぬ涙に頬を濡らし、喘ぎと嬌声を漏らし続けた。 「ちがうの、ちがうの……」  楊は美夕の顔を振り向かせ、喘ぎを漏らす唇を塞いだ。
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