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第6章:通り雨
最後のパーキングが見えてきた
ここで トイレに入っておこう。
車を停めた途端に
バッシャー!!!とも
ザッパー~!!!ともとれる雨の音
急に降ってきたから驚きを
通り越してビビってしまった
大嫌いな雷と共に滝のように
車に打ち付ける雨に
外に出るのが億劫になる…が…
入っておかないとなぁ…と
勢いよく車から出てトイレに走る
ピタン…ポチャン…と雫が
髪の先から落ちてゆく
あ~ぁ…びったんこ…
参ったなぁ…大荷物で傘は取り出せなかったし…
ハンカチで拭き拭きしながら
トイレを済ませ手を洗って
髪を整える。
まぁいっか。
そのうち乾くさ
と、外に出てまた驚いた
あれだけの激しい雨は
何処へ行ったのか
緑の葉の先からは
キラキラと雫が零れ落ちる
神様の洗礼だったのかな?なんて
思いつつ 大きな水溜まりを
ジャンプして車に向かう
見上げるとそこには眩しいお日さま
そこに輝かしい未来が見えた
よし!行こう。
ウジウジしていた私とはさようなら。
エデンはもうすぐそこ
にっこりと笑顔を作る
振り返らずに前へ前へ進め!私。
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