完全燃焼

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昔、社会人バレーをやっていた頃。 鼻っ柱の強かった私は、この件で何度もお局様方とやり合ったものです。 彼女たちの言い分はこうです。 参加することに意義がある。みんなで楽しめればそれでいい。 いやちょっと待て。 出場するからには勝ちたいだろ? 負けるために出る試合に何の意味があるんだ? 結果、見事決裂。 お局様方は、「そこまで言うなら優勝してみろ!」とコートを去って行きました。 「上等だ! やってやろうじゃねぇか!」 (実際はもっとお上品な話し合いでしたよ) 殺気立った若者たちは、この年、見事優勝いたしました。 あの時のお局様方の悔しそうな顔……。 今でも忘れません(o^^o)(お前ほんと性格悪いな) (いくさ)とは、こういうものです。 負けていい(いくさ)などありません。 要は気合です。 戦うからには、常にトップを目指すくらいの気持ちでいけってことです。 ただし、子どもには「結果が全てじゃないよ。頑張ったことに意義があるんだよ」と指導します。 何故かって? それは、彼らたちもいずれ、嫌でも気付くからです。 世の中、結果が全てだってことに。 ただ、結果を出すためには、そこまでの過程が重要なのです。 過程なくしての結果など、あり得ません。 それをわかりやすく伝えるために、頑張りを評価してあげるのです。 過程を大事にする子は、必ず伸びますからね。
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