これも日常

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   車から降りると山小屋へ向かう。リアカーを持ってくると車から死体を運び出す。毎度のことながら重い。何でこんなことをしなきゃならないのか。  死体は池で飼っているピーちゃんやガーちゃんが処理してくれる。車も海外へと処分してもらう手はずだ。  それにしても今回はなかなか手際の良い人達だった。不覚にも反応が遅れてしまって1分ほど無防備になってしまった。だからこそ向こうも油断してくれて始末するのも楽だったけど。  犯罪者でもプロの人はある意味ルールを持っているから組しやすい。本当に異常な奴は行動が読めないから危ないこともある。問答無用で刺されなくて良かった。  リアカーを引いているとバッタリ男の子に出会った。キャンバスに絵を描いている。  ええっ。普通の人っぽいし。マズイ。どうしよう。どうすれば。  これが2丁目の当代ネペンテスとソウシとの始めての出会いとなる。
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