『足、開けよ』

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 夜は、執事の三浦は夫妻で暮らす山の麓の一軒家へ、使用人は屋敷内にある母屋とは別棟の、使用人用に建てられたアパートへと帰る。 同じ屋敷内とはいえ、アパートは程よい距離で離れており、夜の母屋は静かになる。  今夜の〝儀式〟は滉の部屋だった。 広いクイーンサイズのベッドの上で美夕を全裸にさせた滉は、言う。 「足、開けよ」
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