268人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
「ま、ま……」
美夕の白い肌が一気に桃色に染まった。
恥辱、羞恥が、戸惑いと困惑を呼ぶ。
ありとあらゆる感情に呑み込まれ、言葉が出せない美夕の腕を、滉は掴み、顔を近づけニッと笑った。
「お前が、オナニー嫌いなのは知ってる。
だから敢えて、俺の見てる前でやらせようと思ったんだよ。
美夕の気持ちを量ってやろうと思ってさ」
「わたしの、気持ち?」
眉根を寄せて睨むような表情で見つめる美夕に滉は「そうだ」と頷いた。
最初のコメントを投稿しよう!