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 往診に来た獣医によって、子猫は、命に別状はないが入院での治療が必要という診断が下された。 「一週間お預かりします」と言った獣医に子猫は預けられた。 美夕は三浦と使用人数人と話し合い、子猫が完治し退院した後はこの家で飼う、という許可をもらった。  滉は。 「俺は別に関係ない。 好きにすりゃあいい。 楊もそれに関しては別になにも言わないんじゃねえの」  とだけ言っていたが、助けてくれたお礼をしなきゃ、と言った美夕の細い腰を抱いてグイッと自分の方へ寄せ、ニッと笑った。 「今晩、ゆっくり返してくれりゃいい」  
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