-第一章-

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あれ、なんか大学の正門をくぐってたけど ふわサバ女はここの学生だったんだ それなら今までも会った事があるとか? や、顔見てないからわかんないな まぁ、ファッション系じゃなくてもほかにたくさん科はあるから、 1年間通っただけで同じ大学でも会っていない人なんてざらにいる 珍しい事じゃない てかマック寄り忘れたし これじゃぁまるでふわサバ女を追いかけてきたみたいじゃん そんな事断じてないけど たまたま電車で堂々と痴漢と周りの目に怯えないなふわサバ女がいただけ それがたまたま同じ大学なだけ ただ、それだけ よし、学食行こ。とふわサバ女が進んでいるのと別の道へ回る と道を回ったところで携帯が鳴り、表示を見るとそれは昨日会ったばかりの由香だった 「優?学校ついた?あ、いるねおーい」 って由香お前朝から元気ありすぎるんだけど 携帯の向こうの声と一緒にどっかで私を見つけたらしい由香のどっかで声がする 周りを見渡せば、ちょうど食堂に続く階段から由香がこっちに手を振っていた 「はいはい、今行くから」 なんなの、なんで朝からこんな元気でいられるの まぁいいや 肌寒いからあったかいうどん食べよう
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