第1話・あらすじ

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 開は、教会の司祭アレクセイ・クリモフ(45)から、モスクワに帰してもらう約束をとりつける。が、突然、アレクセイの元に、サンクトペテルブルクが何者かに襲撃されたという知らせが入る。震撼するアレクセイたち。――と、教会の上空に3本首の空飛ぶ大蛇ズメイ・ゴルイヌイチが現れた。教会を破壊し、礼拝に来た人々に危害を加えていく。応戦するローザ、クラーシャ、エヴァ、アレクセイ。無力さを痛感した開は、自分も何かできないかと申し出て、ヴィタリから日本刀を渡される。開は、日本刀でズメイ・ゴルイヌイチに深手を与えた。ズメイ・ゴルイヌイチは姿を消した。  アレクセイは言う。ズメイ・ゴルイヌイチは各地で政府に近い人間に危害を加えている。誰かに操られているのかもしれない。普通の人間ではズメイ・ゴルイヌイチの暴走は止められない。ただ、唯一、止める力をもつ人間がいる。  アレクセイはある男の顔写真を取り出した。――名はグレゴリー・ラスプーチン。ロシア国内を放浪しながら「奇跡」を起こし続けている男。  アレクセイは開に向かって言った。「3人の少女たちとともに、ラスプーチンの行方を突き止めて欲しい」と。
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