登場人物

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登場人物

宇多川 開(うたがわ かい・19歳・男) 裕福な商家に生まれ、武士に憧れて士官学校を受験するものの、不合格となる。一足先に先に渡航していた兄・制を頼ってロシアに渡る。その名字から浮世絵作者と関係があると勘違いされ、ヴィタリに拉致される。 ローザ・ルスラナ(16歳・女) ヴィタリの手によって翼を生やされ「天狗」にされた少女。バレリーナを目指していたが、少数民族の出身だったため差別を受け夢を断念せざるを得なくなる。飛行を得意とし、飛ぶことのできない開をサポートする。自分の民族に誇りを持ち、年齢以上の働きをしようとするが、しばしば脆い部分をさらけ出してしまう。 エヴァ・フォードロヴァ(17歳・女) 親に捨てられ、孤児院で育った少女。アレクセイの寵愛を受け、軍事スキルを叩きこまれ、ヴィタリの手によって「天狗」になる。体格が良いため飛行が苦手で、ローザを何かとライバル視する。 クラーシャ・ネフスキー(14歳・女) シベリアの山中で育った少女。「天狗」の中では最年少で、基本おっとりとした性格だが、判断力が高く、さらには幼少の頃から熊と遭遇する機会が多かったため、武術を習得している。 ヴィタリ・ジャダン(38歳・男) 秘密研究機関・ザラスの主任研究員。現代科学と魔術を融合させる研究をしている。日本の浮世絵に衝撃を受け、そこに描かれた怪物や化け物や武器を再現しようと研究に没頭している。話し出すと止まらず、エヴァからは煙たがられている。 アレクセイ・クリモフ(45歳・男) 教会に奉職する司祭。人々に慕われているが、元は政府の軍人で、現在も反政府組織の動向に目を光らせ、ヴィタリに研究資金を融通している。 ヴェリコ・イグナチェフ(45歳・男) ロシア帝国軍の高官。アレクセイとは軍大学の同期で、アレクセイが聖職に奉職してからも連絡を取り合う。 宇多川 制(うたがわ せい・25・男) 開の兄。医学を志し、弟の開より先にロシアに渡っていた。老若男女、人種に関係なく親切な態度で接するが、ロシアの事情を日本政府に秘密裏に流している。 グレゴリー・ラスプーチン(?歳・男) 謎の男。ロシア各地を放浪し、自然災害を食い止めたり、病気の人物を治癒させたりと「奇跡」を起こし続けている。ただし、気まぐれな性格で、しばしばその力で他人に危害を加えもする。
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