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それから、中尉はうちの寝巻きの紐をするっと解いた。
寝巻きの前が開いて、うちの生まれたての姿があらわになった。
真っ暗闇に、真っ白なうちの裸身が光を放つように浮かび上がる。
中尉の息を飲む気配がした。
たぶん、たわわに実ったうちの二つの乳房を見ているのだろう。
うちは身体は小さいくせに、どういうわけか胸だけが大きい。
着物を着ているときは目立たないが、裸になるお風呂屋さんではよその人からじろじろ見られて、いつも恥ずかしい思いをしている。
実は、一緒にお風呂に行った薫子さんからも、
「……あんた、細っこい身体つきやなのに大きなお乳しとうなぁ……うち、ちっちゃいから羨ましいわぁ」
と云われていた。
だから、思わず腕で乳房を隠そうとしたが、中尉の腕によって阻まれた。
うちの腕の代わりに、中尉の大きな手がうちの乳房をすっぽりと包む。
そして、既に固くなったその突端を、そっと口に含んだ。
「・・・ぁあぁ・・・」
うちの口から「猫の鳴き声」が漏れた。
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