2「さっそく汚い話」

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 わたくし張本青with痔は、二年くらい前から切れ痔を体験している。しかし、その症状というのは、トイレットペーパーで拭いた際、少しの血が付く程度で、とても軽かったのだ。そのため私は特に対処などはせずに、赤ちゃん痔と共に生活を送り始めた。次第に血も付かなくなり、脱・痔に成功したかと思いこんだ矢先、今回肛門が爆発したのである。それはもう大爆発であった。  さぁ、「切れ痔持ち」というまあまあ嫌な肩書きを背負った学生(しかも受験生)の私は、それなりのショックを受けた。真っ赤な便器を見た瞬間、全身から血の気が引いていくのを感じたが、「ここで引いた血は、必ず肛門から出てしまう」と見事に悟り、何とか平静を取り戻しはしたものの、お寺の鐘を打った時のように、しばらくの時間が経っても、私の頭は「痔だ……痔だ……痔だ……」と、震えていた。  少し長くなってきたので、ここでいったん区切ろう。まだボラギノールを買う話を書いていない。  こんな汚い話を最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。  では、また痔回。
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