歪んだ三角形の真ん中で

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 脅すような媒体がない事を分かっていながら何故逃げないのか。  美夕の乳首を少し強く摘まむと、嬌声が漏れた。 「美夕は、そこにいるんだね」  楊の静かな声が聞こえ、滉は「ああ」と応えた。 「お前の警戒していた兄貴、今夜は帰ってこないらしいぜ」  ふうん、と興味がない事を装うような楊の反応に、滉は少し意地悪な報告をぶつける。 「もう少し前に電話してくりゃ、美夕のオナニー聞かせてやれたぜ」
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