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団長
クラーTAS。なんのことかおもいだせない。あの言葉だけが残り続ける
「また裏切るのか、また逃げるのか」なんたなんだ。クラーTASって逃げるってなんなんだよ!
俺はそれからずっとイライラしている、母にあたった、物に当たった、そして、いつの間にか不登校になっていた。もう考えないことにしていた。なのに浦崎君が家へ来た。
「浦崎です。プリントを届けに来ました。」
俺はドアを開けてこういった
「入れ」
僕は聞いた。クラーTASとはなにか裏切るとはなんなのかを。
クラーTASとは、ヤンキー集団みたいなものらしい。その組織の中で僕は、みんなを裏切って1人だけ逃げたそうだ。そして、追放された。俺はそのクラーTASの集まり場だというところに行った。すると団長らしき人が近づいてきてこういった。
「なぜ来た。なぜ覚えてる。」
「…浦崎君から聞いたんです。」
「なぜ来たと聞いている!」
「…」理由は特になかったけれど、何故か行こうと思ったんだ。
「浦崎!来い!」
「ドカッ」浦崎君は殴られていた。
「なぜ言った!なぜ連れてきた!こいつは裏切り者だぞ!」
「…」後から聞いたら、別に言った理由はないという。
「帰れ。」目が怖かった。
僕はその日帰ることにした。
何がなんだかわからなかった。分からなくて、怖かった。だから僕は、また引きこもった。
そして浦崎君から、メールが来た。
「もう一度、クラーTASに入らないか?」
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