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滝
「もう一度クラーTASに?どうして…」
「だってお前はクラーTASのエースだったんだ。団長だって本当は戻ってほしいはずなんだ」
「…」
次の日学校でも浦崎君は説得してきた。
でも僕は返事をしなかった。入ったら殺されるんじゃないかも思った。
すると帰り道団長がいた。そして僕にこういった。
「おい、お前戻ってくる気か?」
「いえ。戻るつもりはありません。」
「そうか。なんだ…」小声でそういった。
僕ほどういうことだろうと思った。
次の日も浦崎君は僕を説得した。
「きっと団長も、黒をまってる。」
僕は毎日毎日無視し続けた。
そんなある日後ろから誰か来る、また浦崎君かと思ったけれど違った。高橋さんだ。
「…どう、したんですか?」
「ねぇ、私と遊ぼう?私のダーリン」
(ダーリン?彼氏になった覚えはないけど…)
「えっと、ごめんなさい、」
「無理よ、遊んできれないなら私と一緒に死んでもらうわ」
「死ぬ?…」すると高橋さんは、包丁を取り出して僕に突きつけた。
(やばい!?)そう思った瞬間、団長が僕を守った
「強い…」
「お前には負けるけどな。」
「え?」
「あなた誰よ、私たちの邪魔しないでよ」
「お前こそ黙れ、俺の前から消えろ。」
「ちっ、またね?ダーリン」
むしずがはしった。
「あの、ありがとうございます」
「いや、別にとうしかかっただけだ、そのほんとに戻ってくる気はないのか?」今回ははっきりと聞こえた。
「僕は追放されたんですよね?なのになんでそんなことを?…」
「あれは、俺が追放したんじゃない、俺のもう一個上だった人だ。俺は本当は反対だった。あの時もしお前が逃げなければお前は死んでいた。」
「…死…」団長は僕に戻ってきて欲しいのか?僕はどうしたらいいんだろう…
「団長!って黒。なんで一緒に?」
「こいつが女子に殺されそうになってて、助けたんだよ」
「あの、僕クラーTASに戻ります。」僕は必要にされてるんだと、何故か思ってしまった。
「本当か?黒!これからまた!よろしくな!」
「お前はクラーTASでは、滝と呼ばれていた、お前がクラーTASに来た時そう呼んでくれといったんだ、だからお前はまた、クラーTASでは滝だ、よろしくな滝」
「はい」
「敬語じゃなくていいぞ、」
「う、うん」
僕はクラーTASに戻ることにした。高橋さんのことはまだ何もわからない、クラーTASのことも分からないけれど、これから分かっていくだろ。と思った。
「木実谷 黒君私はあなた逃がさないからね…」
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