午前四時の愛と葛藤

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午前四時 疲れて眠るあなたを見ていたら その思慮深く 色濃いまつ毛に触れたくなった どうしても触りたいの でもね 眠ることが不得意なあなたが やっと眠れたんだもの わたしの指がまつ毛に触れたら きっとあなたは目覚めてしまう わたしは伸ばしかけた指を  ためらいがちに引き下げる その思慮深く色濃いまつ毛に 触れることができなかったわたしの指は 道に迷った人みたいに・・・ 道に迷った人みたいに・・・
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