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木漏れ日と君の白い肌
秋の午後の柔らかな木漏れ日が
君の横顔に降り注ぐ
君の白くて薄い皮膚が陽に透けて
君の生命が輪郭をもつ
優しくて 穏やかで
今だけは時の流れも 穏やかになる
淹れたての紅茶から
ふんわり甘い香りが漂うように
あぁ、君のことが好きなんだ・・・と
心にじんわり 温かさが沁み渡る
さりげなく切り取られた日常のひとコマにも
静かに添う愛がある
淡くささやかな安息の時
今は何も考えず
今はそっと漂っていよう
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