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それとは別に、うなされて苦しそうにしたり、寝言を言ったりする、とも書かれていた、それは悪夢をみている時で、一緒に寝ている人に起こされたことは、キシに限らず、数え切れないほどあった。この時は記憶があるし、夢の内容も憶えている。人には話せない夢だ。
クリニックでは、薬が処方された。
一年くらい飲んでいるうちに、悪夢をみる回数は減った。夜驚(夜中に叫ぶこと)は、少なくとも英司がいる時には無くなったという。
一人で寝ている時のことは、わからないから。
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