記憶。

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記憶。

僕の名前は 木実谷 幸 中学二年で北海道の中学校に通っている、僕は元々東京に住んでいて、中学1年の時にこっちへ引っ越してきた、でも、なぜ僕が引っ越してきたのかは覚えていない。 僕は目を覚ますと病院のベッドで寝ていた。周りを見ると、エプロン姿の女性と、スーツ姿の男性が立っていた。僕は誰だかわからなかった。なにも、わからなかった、すると2人が声を合わせて言った 「幸!?良かった幸!」わからなかった。だからこう言った 「あの、どちら様でしょうか?ここはどこですか?」二人とも泣き崩れた。僕はじっと見ていることしか出来なかった、すると白衣を着た男性が駆け寄ってきた。すると、2人に向かってこういった 「息子さんは、記憶を失っています…」 また泣いていた、ずっと泣いていた、僕は何がなんだかわからなかった。何も覚えていない。2人が誰なのかも、何も。 2人はおち着いてからこういった。 「俺たちは君の家族だよ」男性が言った。 「家族?」僕は言った、女性はずっと泣いていた。 「あぁ、そうだよ俺たちは君の、お父さんと、お母さんだ、君の名前は、幸、幸せと書いて、こう、」 「幸、僕はなんでこんな所に?…」
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