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現れた男の格好はまさにイケイケパーリーピーポー。
「こんなの違う。私の王子様じゃない。そうよ。彼は道に迷ったパーリーピーポーよ。きっとそうだわ・・・あのーパーティー会場はこの森を抜けて１０㎞ほど歩いた所にあります」
「ちょいちょいちょーい。俺は君を助けに来た王子だぜ」
「・・・自称王子でしょ？」
「正真正銘の王子だ。これ名刺ね」
「最近の王子様は名刺を持ってるの？どれどれ…パーリ―王国第一王子ウォーター（水）ってふざけてるでしょ！」
「英語が苦手な子猫ちゃんにも分かるように和名を入れてるのさ」
「ウォーターくらい子供でも分かるわよ。だいたい名前がウォーターってダサ」
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