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エピローグ
マコトが転職相談所を訪れてからひと月になる。セーファスはこの日届いていた封筒の中身を開けるや否やホイットニーを叱りつけていた。
「大長老?またア◯ゾン使ったでしょう!」
セーファスの手元には「小倉トーストラングドシャ20枚入り5箱13,400円」と書かれた請求書が握られていた。ホイットニーはダンマリを決め込んでいる。
「まったく!こんなんだからいつまでたっても私達の暮らしは楽にならないんですよ!少しは考えてください!」
呆れた表情でそう言い放つと、なおもぶつぶつと文句を言いつづける。そのとき、ホイットニーは席を立ち上がった。
「ちょっと!話はまだ終わってませんよ!」
セーファスがそうトゲのある口調で言うと、
「いや、お主に見てもらいたいものがあっての」
ホイットニーは平然とした表情でそう言うと、給湯室へと入っていった。
数分後、横長型のファイルを手にホイットニーはセーファスのもとに戻る。
「見てもらいたいものは、これじゃ」
ホイットニーがそう言った瞬間、セーファスの顔から血の気が引いた。
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