蒼焔と紅焔の心理テスト

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Mariaの病院に着くと、MA-1のポケットに両手を突っ込んで階段を登る。 受付に来ると看護師があたしを見て不思議な顔をする。 「Bishop…いえ、蒼焔様…ですよね?」 『ん?そうだけど…何かあったのか?ここではBishopの名前は使っていないんだが…』 「そうだったんですね。すみません。まだ慣れていないもので…それに何時もと様子が違う気がしたのですが…」 『気のせいだろうよ。Mariaはいるか?』 「はい。奥にどうぞ」 何か違和感がある。服装が違うからだろうか?そんな事を思いながら奥の診察室に向かう。 Mariaは煙草を吸いながら待っていたようだ。 「あら、今日はまた変わった服装ね」 『そうか?私服で来ただけだ。さっきも受付で不思議な顔をされたが、やはりスーツじゃないといけなかったか?』 「受付?ああ、あの子ね。多分蒼焔=スーツで覚えているのよ。それで今日は?」 『Masterに3人分の心理テストを受けて来いと言われてな。夜叉が言うには1日かかるとか…それは誠か?』 「その話し方だと今は紅焔ね。3人分のテストか…最悪はまる1日かかるわね。 ただ問題は死翠がきちんとテストを受けてくれるかどうかなのよ…」
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