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機械を使って眼の検査をして、その後「D-15」と呼ばれる道具を使った色覚検査をしたが、
眼には何処にも異常はなかった。
「Bishop、もしかして他の人格に戻ったら瞳の濃さも変わるのかしら？」
『やってみないと分かんねぇよ。どっちを出すつもりだ？』
「Bishop…『執行』の時間だ」
あたしの返事を待たずにKingは紅焔を呼んだ。あたしの瞳が翠から紅く変わる。
瞳の色は変わったが、濃さは変わらなかった。
「大丈夫か？」
『Masterか…問題はない。ただ少しだが頭痛がするな』
「変な事聞いても良い？この間、何があったか覚えてる？」
『蒼焔が「Scylla」で薬入りの酒を飲んで、我が呼ばれた。八虎がしつこかった。
その後死翠に変わって奴等を始末してたな。
噎せ返るような薔薇とシャンパンの馨の中で微睡んでいたと思うが…』
「記憶には問題はなさそうだな。今朝はどうだった？」
『2時間ほど前に闘技場か？射撃をしたが納得がいく内容ではない。刀は問題ないがな。
Masterが来たのも覚えている。ダガーを3本止められた』
「合っているな。記憶は問題ないようだ…Mariaに検査結果を送ってくれ。
紅焔、Mariaの所に行って診てもらえ。精神面の方だぞ」
『死翠は自分を「サイコパス」と認識しているが、それでもいかないとだめなのか？』
「全員の心理検査をしてもらう。その方が確実だろう」
『かなり時間が掛かるが、大丈夫だろうか？特に死翠が黙って言う事を聞くか分からんぞ？』
「奴には俺が言って聞かせる。時間も3倍かかるが、それをしない事には正確なデータは出ない。
精神面の専門家はMariaだからな」
『そう言えば…Masterが帰った後、死翠はMariaと話をしていたぞ？
「最期の晩餐と洒落込む」とか言っていたような…』
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