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  『誠実』とは認め難いものの、確かに七生は線引きしていた。二股は受け入れない。二股を掛けられてるパターンも二度ほどあったけど、明るみになった瞬間見た目にも氷点下より冷めていた。それでも縋りつくスゲーのも居たけど、冷淡に無視され続けると流石に諦めて去って行く。 でもさ。 体の二股より心の二股の方がよっぽど罪深くないか。 心が繋がれないのに体を繋げるのって凄い残酷だろ。 体が満たされたって永遠に片想いの気分を味わうんだぞ。 だから振られるんだぞ。 わかってんのかバーカバーカ。
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