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第1章 地球滅亡から地球人すべてが異世界+VRMMOへ
警報が鳴り響く、地震緊急放送のような音が鳴り響く。
ビルというビルから人々が落下してくる。
ビルそのものが壊れてくる。
まるで豆腐を崩すように。
アッキ・ミザワは人生初めての面接にいき、そのまま地球滅亡に巻き込まれた。
しゃれにならんわと突っ込みたい。
人々は悲鳴をあげ、車は運転手が気絶してしまい次から次へと歩行者を轢き殺し、歩行者もぶっ倒れて、物理的ダメージがないのに勝手にぶっ倒れる。
「もう、訳分からんぞ俺様の就職パーテーがめちゃくちゃじゃないか」
ちなみに今面接官がパニックになっています。
「どういう事だ。社長が死んだ? なにわけの、おい電話を切るな、おい、お前ら面接中止だ」
それでもアッキ・ミザワは冷静に椅子に座り、立ち上がる。
「わたくし、農業大学卒業いたしまして、ようやくここに第一次までこぎ着けました。こんな地球滅亡ぐらいではあきらめません」
「お前は馬鹿か? 地球が滅亡したら、お前らの就職先ねーぞ」
アッキは地面を見た。
地面はコンクリートで出来ている。
この会社の薬品メーカーに就職するつもりだった。
それでアッキの人生はバラ色に近いものになるはずだった。
「うははははははっはあ」
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