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空欄嬢はそんなフォケジーを建物に入れようとした。
だが。入れさせてくれなかった。
狸の一味と交渉した結果。
空欄嬢が武装解除し奴隷になるなら、フォケジーを助けると。
そして空欄は奴隷になり、フォケジーは建物に入れてもらうはずだった。
その約束をやぶったのが狸の一味だった。
現在フォケジーが向かっている先。
そこは奴隷市場だったのだから。
あれから一年が経つ。彼女は無事だろうか?
フレンド登録してあるので、彼女の居場所はわかる。
奴隷の首輪、この消しゴムが消してくれる。
まずフォケジーは記憶を整理する。
フレンド登録とはVRMMOによくある友達登録というものだ。
その登録を行えば、離れた所からでも話す事が出来る。そして居場所も把握することができる。
そしてなぜ、フォケジーが空欄と話せないのか。
そこが奴隷の首輪だ。
奴隷の首輪はすべての能力をカットする。
スキルも何1つ使えない。
自分の力だけで、その首輪を壊さなければならない。
フォケジーは扉を開けた。
そこから地下街に進む。
そこが奴隷市場。
生き物たちの醜い場所。
性欲の塊のものは性処理のために奴隷を買って、行為をする。
殺人の欲求のあるものは奴隷を悼みつけて殺す。
働かせてお金を稼ぎたいものは無理やり鉱山や伐採をさせる。
そして空欄嬢の職業は【変換ガンマン】
武器を変換することができ。
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