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いろいろな変換武器を使う。
得意なのは拳銃などの遠距離だ。
要はしょぼい弓矢を拳銃のようなものに変換させて、高く売り飛ばすのだ。
その事から空欄嬢の体はまだ無事だと思われる。
なぜなら性暴力などを受けていた場合、フレンド登録された空欄のヒットポイントは減るからだ。
フォケジーは1年間、空欄の無事を祈り、フレンド登録画面を見続けた。
すべてを清算する為、フォケジーはそこに立った。
扉を蹴破ると、奴隷の武器屋は騒然とした。
中には狸の一味もいる。なぜか1人だけぼろぼろだったが。
空欄は奴隷の恰好をさせられ、ひたすら武器を作っていた。
そして狸の一味は拳銃らしきものをつかんでいた。
それをこちらに向けて。叫ぶのだ。
「とっとって、フォケジー」
「久しぶりだな相棒、話がああ、違うんだが?」
「この雑魚が、引っ込んでろ」
「知ってるかい、わしは強くなった。ただ強くなったのではない、最強に近づいた。さぁ、皆殺しだ」
「奴隷商人は生きてちゃいけない。この世界に奴隷は必要ない。空欄嬢、助けにまいりましたのじゃ」
すると空欄はこちらを見た。彼女はぼろぼろの衣服をきて、顔は煤まみれで、かわいい顔が台無しだった。
「こんな爺が助けにきてすまんねぇえええ」
狸の一味が銃を乱射してきた。
扉があり、壁がある。ここをよけるわけにはいかない。
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