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「壮くん・・・・あのねっ、驚かないで、聞いてねっ?」
「何っ!? そんな真剣な顔してっ! 元気そうに見えるのに、そんなに病気の結果、悪かったんだっ!? 入院するのっ!? 俺、入院でゆっちゃんと離れるとか、絶対嫌だっ! ゆっちゃんが入院するなら、俺も入院するっ」
「んもうっ、違うしっ! 入院しないしっ!」
あまりに壮くんが私の話を聞かないから、怒ってしまった。
でも、こんな風に怒ったり笑ったり泣いたりできるのは、全部壮くん、貴方と過ごしているからなの。壮くんと一緒だから、出来るのよ。
「じゃあ何っ!?」
「もうっ、ちゃんと聞いてよねっ。あのねっ、私・・・・壮くんとの赤ちゃんができたの。今、五週目だって・・・・」
「ほっ、本当・・・・?」
「うん・・・・ほんとう」
「やったぁ――っ!! すごいっ、すごいよゆっちゃん!! 俺達に・・・・もう一人家族が出来るんだっ!」
お腹に気を付けて、壮くんが私を抱きしめてくれた。
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