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「あっ・・・・壮くんっ! だめっ・・・・」
下着ごとドレスワンピースをずり下げられ、乱れた衣類から覗く敏感な胸の突起の左側を熱い舌で転がされた。
空いた右胸は優しく揉まれ、刺激された。
「んあっ・・・・はあっ、ぁあっ・・・・」
こんなに身体が熱くなる愛撫、初めてだ。
何年も愛する夫に抱いてもらえず、枯れかけた身体には、壮くんの与えてくれる刺激は麻薬のようだった。
拒むことなんて、出来なかった。
頭の芯から痺れて、真っ白になりそう。
気持ちよくて、壮くんを何度も甘い声で呼んだ。
壮くんも、私の名前を何度も呼んで、何度も深く口づけを交わした。
舌が絡まって、唾液が零れて、随分卑猥なキスだったけど、気持ちよかった。
私、亜貴くんにこんな事、された事無い。
初めてだった。
激しく求められて、女としてまだ終わってないんだって、乱れてもいいんだって、嬉しくて涙が溢れた。
完全に私、壊れてる。
亜貴くん以外の男の人にこんな事されて、乱れてしまうなんて。
亜貴くんの裏切りを知って発狂している筈なのに、それなのに亜貴くんと変わらず同じことをして、彼を裏切って――しかもその相手が、事もあろうに壮くんだなんて、どうかしてる。
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