下人の行方をなぞる旅路さ

あの日飼っていた猫を捨ててから、人生を掛けたゲームを始めたのさ。

葱クロワッサン

5分 (2,791文字)
身の回りの物を捨てて捨てて、身軽になった男が暗闇に吸い込まれていく物語です。

2 19

あらすじ

身の回りの物を捨て身軽になった男。 芥川龍之介「羅生門」の文庫本だけポケットに入れ、闇に身を投じる下人に自分をなぞらえ旅に出る。しかし旅路の完結は、羅生門に出てくる老婆のように不条理に打ち切られたのだ

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公開日 2018/10/7