章は始まりの合図

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

章は始まりの合図

 どこからかオルゴールの音。  「ねぇねぇ。次はあれに乗ろうよ!」  私ははっと目を覚ました。そこは、人がたくさんいる場所。  そうだ。私はいつも一緒にいる友達と遊園地に来たんだった。  「いいね。あれ楽しそう。」  「え、あれ~?絶対怖いでしょ。」  「相変わらず怖がりだね。遊園地に来たら絶対乗るでしょ!ジェットコースター!」  「えっと、私もパス…」  「え。それじゃぁ、あれに乗る人挙手!」  私を入れて4人。手を挙げなかったのは2人だった。  「よし!んじゃ私たちは乗ってくるから、2人はここらで待っててね!」  
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!