84人が本棚に入れています
本棚に追加
中学・高校とバスケ部だった。
高校に入学し、その男子バスケ部の先輩だったあの人。
誰もが憧れるようなタイプの人ではなかった彼…。
でも、静かで落ち着いていて、片方だけエクボが出来る笑顔が、わたしは大好きだった。
高校の二年間、手紙もチョコも渡せず、卒業式の時に、小さな花束を渡すので精一杯だった。
何故なら彼は、友達の彼氏だったから。
“せめて気持ちくらい伝えておけばよかったかな…。
そんな感じだもん、何も始まる訳ないよ。
気付いたら友達の彼氏になっててもしょうがない…。”
最初のコメントを投稿しよう!