0人が本棚に入れています
本棚に追加
〔指相撲〕
〔指相撲〕
ある暑い夏の放課後、部室では風見と氷河が、指を絡ませ激しく体を動かしていた。
翔「くっ!くっ!くっ…」
氷河「ハァハァハァ…も、もうダメだ~!ハァハァ…」
翔「ど、どうだ透、も、もう満足しただろ?
氷河「ま、まだまだ!も、もう1回ヤろう!」
翔「何回ヤっても同じだよ。お前のは短いから、奥まで届かないんだ。」
氷河「ヤってみなくちゃわからないだろ?もっと激しく動かせば…」
そして、2人の動きが激しさを増し、お互いの体から吹き出る汗が、部室の床を濡らせていた。
そんな様子を、ドアの隙間から覗いていた男子がいた。同じ部員の『太陽 光』だ。
その2日後…
放課後の部室に、いつものように、みんなが来るのを待っている風見の姿があった。
翔「遅いなみんな、なにしてんだろ?」
「ガラガラガラ…」
光「あれ?風見君だけ?」
翔「お、やっと来たか。ん?光だけなのか?冬李は?一緒じゃないのか?」
光「あ~、冬李なら授業中に居眠りをして、その反省文を書かされてるよ。今日は来ないんじゃないかな?」
翔「へ~、お前達が別々なんて、珍しいな。
ところで女子達を見なかったか?」
最初のコメントを投稿しよう!